便利になると勘違いが多くなる。いろいろな技術のおかげで、いろいろなことが便利になった。今までできなかったことができるようになったり、今までやることがたいへんだったことが、簡単にできるようになったり。そのことをさして「人間の能力は拡大された」と表現されることがある。でも、すべての便利が能力の拡大ではなく、逆の弊害となることも多い。その当たり前のことを忘れないようにしたい。

情報に関する便利についてそう思った。
テレビは、人の目では到底見ることのできない
遠いところにあるものを見ることができると言われる。
しかし、実際には、
遠いところのものを実際に見ているのとはちがう。
自分の目で見ることと
テレビカメラ、番組を作る人の編集などを通した映像を見ることとは
全然ちがうだろう。


それらのちがいを分かっていながら見ることが必要で、
それらを同じものと見てしまうと、勘違いとなる。


情報に関すること以外の便利についても
同じようなことが言えることがあるかもしれない。